交際して2年、同棲してまもなく1年となるふたり。これまで思ったことは面と向かって、直接言うようにしてきたという彼が、この日はギフトの中に、日頃の感謝の気持ちを綴った手紙を忍ばせることに。

「手紙なんて初めて書きました」

いつものダイナーで待ち合わせ、ドギマギしながらプレゼントと手紙を渡す。その場で手紙を読んだ彼女の目から、図らずも涙がこぼれた。

「いつも特別な日にサプライズをしてくれたり、旅先なんかをいつもリサーチしてくれたりと本当に優しいんです。でも実はずっと彼から手紙が欲しかった」

“いつも優しい”からこその不安。「本音ではどう思っているんだろう？」そんな心配を解消してくれたのは、手書きのメッセージだった。