1. TOP
  2. FEATURE
  3. トリプルコラボレーション最…

SURF & NORF × JUNJI KUMANO × BAYFLOW

トリプルコラボレーション最新作!
モデル・三浦 “ マーシー ” 理志さんと 写真家・熊野淳司さんが語るメイキング秘話

FEATURE

2019.09.19

“ マーシー ” のニックネームでも知られる、人気モデルの三浦理志さんが手掛けるブランド SURF & NORF 。BAYFLOW とタッグを組み、2015年より続くコラボレーションシリーズは、シーズンを重ねるたびに反響を増すばかり。そして今季、写真家の熊野淳司さんを迎えたトリプルコラボを発表。お二人にとって「至上の遊び」だというサーフトリップをテーマとするアイテムに秘められた、ストーリーや想いを伺いました。

Photo_Kengo Shimizu
Hair & Make-up _Ryohei Katsuma
Interview & Text_Naoyuki Ikura

湘南、波乗り、写真、ニュージーランド……
多くのつながりが生んだ魅惑的なセッション

ーー SURF & NORF と BAYFLOW のコンビでは、2017年に人気雑誌『OCEANS』と、そして記憶にも新しい昨シーズンの redrope と、これまで2度のトリプルコラボレーションを行ってきました。

三浦理志(以下 M) : そうですね。どちらも想像を遥かに超える反響があり、驚くほどの大好評をいただきました。自分が純粋に格好いいと思えるデザイン、着たいアイテムを提案し、それが多くの方々に受け入れられたことは素直に嬉しいですし、感謝の気持ちでいっぱいです。

ーー トリプルコラボを行ううえでのパートナー選びの基準はありますか?

M : ネームバリューや人気度も大切だとは思いますが、それよりも気の合う仲間、日頃から関係性の深い相手と一緒に面白いことをしたい!というのが大前提。というか、そこだけです。なので自分としては、ビジネス的なことは正直ほとんど考えていません(笑)。

ーー 第3弾となる今回のトリプルコラボでは、写真家の熊野淳司さんをフィーチャーされました。その経緯を教えてください。

M : SURF & NORF と BAYFLOW との取り組みは ’15年にスタートして以来、毎シーズン少しずつ新作をリリースし、今季で通算40型を数えるまでになりました。この節目のタイミングでなにかスペシャルなモノを発表しようというが始まりです。これまで雑誌やブランドを迎えてのトリプルコラボだったので、今度はアーティスト。それと今までフォトデザインのアイテムを発売したことがなかったから、写真家とセッションしたいと思った。そこで白羽の矢を立てたのが、熊ちゃんです。

ーー 先ほど、コラボ相手の基準は「気の合う仲間」と伺いましたが、お二人は以前からお知り合いだったのですか?

熊野淳司(以下 K) : そうですね、出会いは随分と前。サーフィン雑誌の取材で、マーシーさんのサーフボードを撮らせていただいたのが最初です。
M : その後 ’17年に雑誌『Blue.』の企画で、プロサーファーの大野修聖さんと一緒に、キャンピングカーで寝泊まりしながらニュージーランドをサーフィンして巡る旅の特集があって。そこでフォトグラファーを務めてくれたのが熊ちゃんで、久しぶりに再会したんだよね。
K : 7日間、一緒にニュージーランドを旅してグッと距離が近づいた。で、色々と会話をしているうちに、実はマーシーさんが高校の先輩だという事実まで分かって(笑)。それが発覚して以来、もうビュービュー! と嵐のように先輩風を吹かせてくる……。
M : (笑)。そうそう、あれはビックリした。在学時期はかぶっていないけど、俺の担任だった先生に熊ちゃんも教わってたんだよね。

ーーお互い、生まれも育ちも現在の住まいも湘南で、高校の先輩&後輩、写真に写るプロ&撮るプロ、そしてサーフィン、さらには若い頃にニュージーランドで暮らしていたことまで、共通点は多いですね。

M : もしかしたら運命の人かも!? いやいや、ただの偶然だろうけど、確かにシンパシーは感じる。普段からつるんで遊ぶことはしないけど、たまに連絡を取ったり、仕事で会ったり、親しくさせてもらっているし、なにより熊ちゃんの撮る写真が好き。だから今回のコラボでもオファーさせていただいた。
K : ありがとうございます、先輩(笑)。光栄です!

サーフトリップでの素晴らしい景色
そして最高の時間を写し出したアイテム

ーーアイテムは、ロングスリーブのTシャツとプルオーバーのスウェットパーカ。それぞれに熊野さんが撮影された写真がプリントされています。

K : 使用している3点は、いずれも先ほど話に挙がった『Blue.』でのニュージーランドへのサーフトリップのときに撮影したもので、誌面未掲載の写真から厳選しました。どれにもサーファーのシルエットが写っていますが、これはマーシーさん本人です。
M : 正直に言うと、当初これらの写真を使うのには抵抗があった。モデルという職業柄、雑誌などに載ったり、人前に出ることには慣れているけど、自分が洋服のプリントになって、街で着られるのは気恥ずかしく感じる。しかも自分のブランドから発売するなんて、ちょっとナルシストっぽい。だけど BAYFLOW から「サーフフォトを主役にする以上、ほかの誰かではなく、本人であることが SURF & NORF にしかできない表現」「お客様にサーファーとしてのマーシーを見ていただきたい」と熱い気持ちを告げられてね。それにシルエットだから顔も見えないし、ま、いっか!って(笑)。
K : ロケーションは、ニュージーランドでも屈指のサーフポイントとして知られ、映画『ピアノ・レッスン』の舞台となったことでも有名なピハビーチです。モノクロ写真は、現地を象徴する植物であるフラックスの木が写り込んでいるところが気に入っています。ほかの2点はサンセットのものをセレクトしていますが、僕らが目の当たりにした美しい光と色彩が写真にもよく表れている。
M : 波も最高だったうえに夕日も本当にキレイで、今まで見たこともないような絶景だったよね。
K : 現場のテンションがガンと上がりましたよね。ほぼ半日ずっとサーフィンしていて、さすがのマーシーさんも相当疲れているはずなのに、少年みたいに瞳をキラキラと輝かせていて、その印象的な笑顔が今も忘れられません。
M : とにかくパッションがスゴかったね。丸1週間、本当に楽しく素晴らしい時間がギュッと濃縮された濃厚なサーフトリップだった。
K : 今回のコラボアイテムは、その旅での尊い思い出、僕らの目と心に刻まれた言葉では表現できないような景色を、皆さんにも伝えられるデザインに仕上がったと思います。
M : あと写真ごとにボディカラーを変えたのもこだわり。オーシャングリーンはニュージーランドの海の色がインスピレーションソース。今季のトレンドでもあるベージュは、ビーチの色から。ブラックはモノクロ写真を引き締める額縁になるように。で、自分も普段から一番よく着る基本色のホワイトは、え~っと……ぼ、僕のピュアな心を表しています(笑)。
K : 写真と併せて、撮影したピハビーチの名前、その緯度・経度も小さくクレジットされている。さりげないけど気が利いていますよね。
M : サーフトリップをテーマにしたデザインだけど、どことなくクールで都会的なムードも漂う。なので、海辺はもちろん、街にもフィットするアイテムになった。サーファーはもちろん、ビーチカルチャーや海が好きな人、またそうでない方も気おくれせず着ていただけるはず。
K : 僕は普段、海に行くときはロンTやパーカが多いんですけど、マーシーさんは?
M : 海に限らず、街や畑、仕事に行くにも大体こんな感じ。特にこれからの季節はロンTやパーカが欠かせないから、発売日以降は毎日このシリーズばかり着てるかも!?(笑)
●三浦理志(みうら まさし)
ファッションモデル / SURF & NORF
18歳でモデルデビューを飾って以降、数々の雑誌・広告・CM・ショーなどで活躍。現在は育った地元・湘南に居を構え、15歳の頃から続けているサーフィンは今や生活の一部に。また26歳から2年間、ニュージーランドへと渡って叔父の経営するレストランで料理を学び、その腕前は雑誌に連載を持つほどプロ顔負け。現在は大人向けのファッション&ライフスタイル誌『OCEANS』にレギュラー出演するほか、ブランド「SURF & NORF」を手掛けるなど活動の幅をいっそう広げており、同世代の男性はもとより女性のファンも多い。
Instagram:@mar4m
●熊野淳司(くまのじゅんじ)
写真家
湘南で生まれ育ち、17歳でサーフィンと出会う。大学時代にカメラを始め、日本写真芸術専門学校へと進学。卒業後、スタジオスタッフを経てフリーランスのフォトグラファーに。30歳のときに1年以上を掛けてニュージーランドを旅して回り、そのなかで知った山歩きの楽しさから、海だけでなく山にもフィールドを広げる。2017年、フォトグラファーの中村彰宏氏とともに、地元・湘南に「STUDIO 467」を設立。現在は、サーフィンやアウトドアをテーマとした雑誌をメインに活躍するほか、写真展も毎年開催するなど精力的に活動を行う。
Official Web:junjikumano.com